2004年5月アーカイブ
昨年末から今年にかけて「オンデマンド焙煎」について触れた。その折りにも申し上げたように、本サイトでは、いままではこうした珈琲豆屋さんについて記事を掲載しないつもりでいた。
ところが実際に名古屋の街には、客の注文を受けてから生豆を焙煎するシステムの豆屋さんが存在するし、今後もそうしたお店は増加が予想される。また、いままでこのサイトでご紹介している自家焙煎珈琲屋さんの中にもその方法に準ずる量を焙煎しているお店もある。
今月、機会に恵まれてあるお店でその場で焙煎した珈琲豆を購入したところ、その豆はぼくの期待を大きく外れる訳でもなかった。
だから6月には、ジェットロースターを使うお店を含めて、「オンデマンド焙煎」のお店を数店、ご紹介したいと思う。
ただし、焙煎機や生豆の種類により、必ずしもすべての珈琲が美味しいとは限らないので、そのお店ごとに客が豆を選択して購入する必要があるような気がする。
鮮度だけは保証付きだ。
珈琲屋さんで軽めの珈琲を飲むと、やけに渋いものに出会うことがある。あの原因はたぶんチャフの除去が出来ていないせいではないかと思っている。
みなさまのご存じの通り、珈琲豆はシルバースキンと呼ばれる内皮に覆われていて、生豆の状態でもその一部が残されている。大部分は焙煎により燃え尽きてしまうらしいが、豆の精製方法や焙煎度によっては抽出段階でもまだ残っていて、それはおいしさを損なう原因になるのだそうだ。これをチャフという。
大手のロースターの使うミルはチャフを飛ばす構造になっているので、スーパーなどで挽いた状態で入手する珈琲には、チャフは残っていないはずだ。
他方、街の挽き売り屋さんや、自家焙煎の珈琲屋さんで注文に応じて豆を挽いてもらう場合には、チャフの除去は出来ない場合がほとんどだろう。
街の珈琲屋さんで、目の前で豆を挽いて一杯ずつ淹れてくださる場合にも、焙煎度の低い珈琲にはチャフが残っていることを覚悟した方がいい。
では、どうすればよいかと考えてみて、ぼくは決めている。珈琲屋さんでは極端に焙煎度の低い珈琲を注文しないことだ。たいていの場合、焙煎度の低い珈琲は特定の産地に偏っていて、値段も高い。そういう豆の珈琲は豆を買ってきて、家で淹れればいい。
自分の家で淹れる場合には、問題のチャフを除去する方法があるからだ。




