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2004年6月アーカイブ

 最近、あまり仕事をしないので新しい珈琲屋さんをなかなか発見できなかった。
 このサイトを作り始めた頃は毎日いつもと違う道を走るように務めていたのに、最近ではなんとなくいつもの道を選んでしまうになってしまっていた。そのほうが配達が楽だから、ある意味では当然かもしれない。

 つい先日、ある人から春日井市に新しいお店が出来ているという情報をいただいた。そこで今日そのお店にお邪魔したら、そのお店でさらにぼくの知らないお店の情報を教えてくださった。ありがたいことだ。【感謝!】
 たぶん7月には春日井市だけでも数店の珈琲屋さんをご紹介できるはずだ。
 こうしてぼくの行き先が増えてゆけば、その中の何割かのお店をみなさまにご紹介することができる。そして運転手のようなものをしているぼくの休憩場所も増えるので、ぼくの仕事は楽になる。

 その代わり、ぼくに仕事をくれる人の負担(人件費)が増えることになる。サボってる時間が増えるもんね~

 (1)瑞穂区「イヅツヤ」さんの定休日に変更があった。ずいぶん前に情報を得ていたのに、機会に恵まれず、やっと先日確認した。
 定休日は、日曜・祭日と月曜日に変わっていた。土曜日は営業される。
 毎週日曜日には岐阜県岩村町の「がらん」さんを営業されるので、それでもほとんどお休みはない。珈琲を愛する心と仕事への情熱に脱帽。
 またウエブサイトが出来ていた。URLは http://www.izutsuya-mame.com 

 (2)いわゆる「オンデマンド焙煎」の珈琲豆屋さんをあらたに三軒ご紹介した。
昭和区の「THE GLOBE」さん、同じく昭和区の「なごやBEANS」さん、瑞穂区の「ネートル」さん。
 以前、ご紹介している中川区の「ROXA」さんを含めて、現在のところ、名古屋市内には四軒を確認している。中区の「松屋珈琲本店」の店頭にもジェットロースターが置いてあることは知っているが、まだ訪問の予定はない。

 (3)西春日井郡清洲町の「橋本珈琲店」さんは6月末で閉店されるそうだ。昨年の秋に開店されたお店だ。閉店の要因については知る由もないが、良質の珈琲を味わうことのできる店がなくなるのは悲しいことだ。

 昨日の夜、NHKの「ためしてガッテン」という番組でおいしい珈琲の淹れ方を取りあげていた。日本で一般的なペーパードリップの器具を使い、『断然うまい!いれ方の定理』と称して抽出方法を紹介していたが、珈琲豆の選び方、豆の鮮度や挽き方などにはほとんど触れなかった。
 この番組を観て、この情報だけを信じた人はスーパーで安売りしているような珈琲豆でもおいしい珈琲が淹れられると錯覚してしまうのではないか。不味い豆からではどんなに上手に淹れてもおいしい珈琲は飲めない。だからたいして参考にはならなかった。

 今回の番組に登場した出演者の抽出には多分に演出があったようにさえ感じる。
 番組の最後で「ペーパードリップ以外の抽出器具に関してはまた次の機会に」と言っていた。どう考えても「次」はなさそうな気がする。この手の素材は『趣味悠々』で取りあげてもらいたい。

jikabaisen.jpg 先日、こんなお店を発見した。確かに焙煎室があり、煙突も高く上がっていて、その中では実際に焙煎作業をしている。


 ところがよく見るとなんだか変だ。
 自家焙煎の「焙煎」の字が間違っている。『煤』という字は『すす』という意味だ。このお店では「すす臭い珈琲」を美味しいと考えているのだろうか。まさかそんなことはあるまい。それともたんなる看板屋さんの誤字をいまだに気づかずにいるのだろうか。

 気になったので珈琲をいただいたが、ランチメニューの豊富なフツーの喫茶店だった。

 かれこれ一年半のあいだ名古屋の珈琲屋さんを歩きまわっていて、珈琲屋さんには確実に「あたらしい流れ」が出来つつあることに気づく。以前なら、喫茶店(珈琲屋)は珈琲の豆を焙煎業者(ロースター)から焙煎した状態で仕入れることが、なかば常識だった。ただそうはいっても、なかにはそれに満足できなくて、「自家焙煎」する店もあったのは事実だ。だが、生き残っているお店はそんなに多くはない。
 何十年もの歴史を誇る「珈琲専門店」は今や少数派で、最近の珈琲屋さんではやる気のある若い世代の御店主が美味しい珈琲を提供しようと努力されている姿を、よく見かける。その中には「自家焙煎」をする人たちがいる。
 また、自家焙煎ではなくても、焙煎業者の手を経るのではなく、知り合いの小さな自家焙煎の珈琲豆屋さんから良質の珈琲豆を入手して、ぼくらに美味しい珈琲を提供してくださるお店も増えてきた。

 そんなお店は「自家焙煎」の看板は掲げていないが、少なくとも珈琲の抽出は丁寧で、ぼくらは安心して美味しい珈琲を味わう時間を過ごすことができる。これからもそんなお店がどんどん増えてくれれば珈琲の好きなものにとってはおおいにありがたいことだ。

 ぼくは、この「あたらしい流れ」が名古屋の珈琲屋さんの「ヌーベル・バーグ」として街に定着してくれることを祈る。

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