【85号】旅の珈琲
先日のこのページで信州の喫茶店の事情話題にふれたばかりだが、今度はぼくが長野県を訪れることになった。
やはり信州には喫茶店が少ない。街を走っていると蕎麦屋さんとラーメン屋さんとセブンイレブンばかりが目に入る。ぼくの友人のある人は、珈琲屋が見あたらないのに腹を立てて、「長野県は文化水準が低い」と、的はずれな評論をしていたけれど、まぁそれは冗談だとしても、街道沿いに気の利いた珈琲屋さんを探すのは至難の業のようだ。
だからぼくも、今回の信州旅行では缶コーヒーに甘んじていた。
唯一、カップで飲んだ珈琲は帰路に国道19号沿いの「道の駅・大桑」で飲んだものだ。ここの「道の駅」の珈琲はエスプレッソマシンの抽出で、味は凡庸だが、マグカップが「おまけ」になっている。今回も写真のマグカップをお土産に戴いた。
もちろん350円の珈琲のオマケだから良くて「瀬戸物」、たぶん「中国製」の陶器で、品質を過剰に期待してはいけない。「旅のお土産」が一つ増えることに意義がある。そして、たいていの場合、しばらく使っているとひびが入ったり割れたりしてしまうので、増え続ける気遣いもない。良い趣向だと、いつもこの「道の駅」をぼくは愛用している。





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