【87号】珈琲は遠くにありて
去る8月6日に世界の珈琲を飲んでみてやろうと思い立って、名古屋市の東部の丘陵地帯を目指した。藤が丘駅 我が家から地下鉄を乗り継いで、終点の「藤が丘」で下車、出来たての東部丘陵線(通称リニモ)を目指したら、なんとその駅は地下二階にあった。また、駅のホームと列車?との間には壁ができていて、到着している列車の姿を眺めることすらできない仕組みになっていた。
なんという情けない(情緒のない)風景なんだろう。
比較的ゆっくりと出掛けたので、車内にはさほどの混雑は感じなかった。だから座席にも多少の余裕があったが、そこはそれ、折角の新型交通システムを体験するのだから、運転席の真後ろに立って、いわば血湧き肉躍る想いで出発を待ったことは言うまでもない。
このリニモの開業直後は先頭に客が殺到して、磁気で浮上しなかったこともあったらしいが、もうそんな心配もなく、ぼくを乗せたリニモは万博会場を目指して無事に発車した。何しろレールとの接触がないので静粛な走行だ。
直線での時速は100km弱だろう、この運転手は駅で乗降客の安全確認をする以外にはほとんど何も運転操作をしない。もちろん万全な安全対策が講じられているので無人操縦も可能らしいのだが、それは何事もなければの話で、世の中にはそんな「うまい話」は存在しない、と思う。
ともかく、ぼくは万博会場に到着した。これから丸一日かけて世界の珈琲を味わいたいと考えた。
が、いくつかの予想外の出来事がぼくを待っていた。これからが本番だが、話題は次回に譲る。





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