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2005年8月アーカイブ

 さて、今週から「週刊・近所の珈琲屋」は形式を変えてブログ形式にした。まだぼくは未熟につきはなはだ未完成であるが、数ヶ月で形式を整えるつもりでいるのでしばらくご辛抱をお願いしたい。

※注※2007年10月をもって「旧『週刊・近所の珈琲屋』」をこのブログに統合した

 話題は先週の「週刊・近所の珈琲屋」から引き続き、『愛知万博』に関して書く。

2005_08_06uganda1_s.jpg アフリカの諸国でも珈琲は特産物となっている。だからアフリカの展示にも少なからず期待をしていた。

 ところがぼくの予想は大きく外れた。

 展示販売している珈琲豆も試飲する珈琲も、すべて日本の焙煎業者が取り仕切っていて、なかには名古屋の中小ロースターも含まれていた。
 また、抽出方法もほとんどの場合がドリップマシンによるもので、現地の人たちの飲むような珈琲には結局出会えなかった。

 ぼくはもともと「反万博主義者」を自称していた。その理由は簡単で、県営の愛知青少年公園をこどもたちから奪ってまでして、単なる一過性の『お祭り』を開催することに多くの疑問を抱いていたし(注・長久手会場)、都市部の周辺にわずかながら残されていた「海上の森」を自ら破壊しておいて(注・瀬戸会場)『環境保護』を訴えるという愚かな行動にはどう考えても賛同しかねるからだ。
 実際に開催された姿を見ても、客を呼ぶ施設は「企業館」などの近未来の展示ばかりで、マスコミの報道も来場客の数の報道に終始している。要するに主催者の最大の関心は、
「如何にして採算を取るか」
 ということにしかない。
 ぼくの率直な感想を言えば、もしも万博が採算を最大の関心事にした催しなら、最初から開催しない方が間違いがない。
 そうはいってもぼくのような庶民には世界の珈琲に接する機会など滅多にないから、ある程度の出費を覚悟して『愛知万博』というものを体験してみようと思う。
2005_08_06coffee-tree_s.jpg まずは「中米館」で珈琲の樹に出逢うことができた。豆(種?)に最低限の準備が揃っていて900円だ。が、もちろんぼくは買わない。植物の栽培には過去に何度か挑んだことがあって、しかも一度も成功したことがないからだ。日本の植木屋さんで苗を買っても育たないんだから、まず可能性はないと思う。

 もちろんお土産に持ち帰って飲むための焙煎した珈琲豆もちゃんと並んでいた。ここは「中米共同館」だからとうぜん中米産の珈琲豆ばかりだ。
2005_08_06chubei3_s.jpg その価格はというと、必ずしもお値打ちとは思えない。どうも日頃ぼくが街で購入する珈琲と比較すると、やや高価とさえ感じる。何故だろうかと考えてみた。

 珈琲はあくまで「加工農産物」で、どんなに現地の生産者が安価な労働力で生豆を生産しても、その後消費地で商品となるまでにたくさんの手を経ていて、しかも焙煎されてはじめて一般消費者の手に渡ることとなる。
 また、最近では多くの国で意欲的な生産者が優れた品質の珈琲豆を出荷するようになってきたが、残念ながらここはあくまで『万博会場』であるから、その性格上、政府公認の大手の輸出業者の管理する珈琲豆しか展示されていないのが現実だ。

 もうこの時点で、ぼくの期待の多くが裏切られたことになる。このあと、アフリカの珈琲豆も見たが、こちらについては来週にもご報告したい。

08_15fujigaoka-st.1_1.jpg 去る8月6日に世界の珈琲を飲んでみてやろうと思い立って、名古屋市の東部の丘陵地帯を目指した。藤が丘駅 我が家から地下鉄を乗り継いで、終点の「藤が丘」で下車、出来たての東部丘陵線(通称リニモ)を目指したら、なんとその駅は地下二階にあった。また、駅のホームと列車?との間には壁ができていて、到着している列車の姿を眺めることすらできない仕組みになっていた。


 なんという情けない(情緒のない)風景なんだろう。
08_15rinimo1_1.jpg 比較的ゆっくりと出掛けたので、車内にはさほどの混雑は感じなかった。だから座席にも多少の余裕があったが、そこはそれ、折角の新型交通システムを体験するのだから、運転席の真後ろに立って、いわば血湧き肉躍る想いで出発を待ったことは言うまでもない。

 このリニモの開業直後は先頭に客が殺到して、磁気で浮上しなかったこともあったらしいが、もうそんな心配もなく、ぼくを乗せたリニモは万博会場を目指して無事に発車した。何しろレールとの接触がないので静粛な走行だ。
すれ違い 直線での時速は100km弱だろう、この運転手は駅で乗降客の安全確認をする以外にはほとんど何も運転操作をしない。もちろん万全な安全対策が講じられているので無人操縦も可能らしいのだが、それは何事もなければの話で、世の中にはそんな「うまい話」は存在しない、と思う。

 ともかく、ぼくは万博会場に到着した。これから丸一日かけて世界の珈琲を味わいたいと考えた。
 が、いくつかの予想外の出来事がぼくを待っていた。これからが本番だが、話題は次回に譲る。

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