2005年9月アーカイブ
今週の水曜日9月20日の夜に、夕食を終えてテレビを見たらETVで20:00からの「福祉ネットワーク・老いを楽しむ(2)」にあの噂に高い『銀座ランブル』の老店主、関口一郎氏(91歳)が出演されていた。番組の多くは対談形式で進行していて、戦中・戦後の苦労話などをされた上で、珈琲に対する変わらぬ情熱を語っていた。
ただ、彼はすでに彼の目指した珈琲の世界を確立していて、その自信が番組の会話のなかでも感じられる。世間には、彼に追いつき追い越す若者がたくさん登場していて、時代はもう彼のものでない。とも感じた。
ご関心のある方は来週27日(水)の13:20から再放送があると思われるので、是非ご覧いただきたい。
【1】 先週木曜日15日のCBCテレビ「そこが知りたい・特捜!板東リサーチ」に瑞穂区のイヅツヤさんが紹介されていました。
【2】 天白区のSANTOSさんはしばらく以前の「週刊朝日」に掲載されていました。またSANTOSさんのウエブサイトは現在リニューアル中だそうです。URLも変わる模様なので新しい情報を得たらご紹介します。
【3】 北区の豆珈房さんは柴田書店の「cafe-sweets vol55」に掲載されています。
世界の山の最高峰といえば「エベレスト」、世界の珈琲の最高峰といえば「ブルーマウンテン」と、少なくとも日本では信じられている。現に日本の多くの喫茶店では「ブルーマウンテン」は他の珈琲の約倍くらいの価格設定がされていて、珈琲通を自称する人たちに愛されている。
そのブルーマウンテンというのはもちろん山の名前で、ジャマイカという名前のカリブ海の島国の標高2200mあまりの最高峰で、その山麓の標高800m から1200mにて産出される珈琲豆だそうだ。それより低地で産出されるものはどんなに品質が良好でも「ブルーマウンテン」とは表示できない。また、世界中の珈琲豆の中で樽詰めにて出荷される唯一のものだという。
その珈琲豆は『美味しいコーヒーの三つの条件、香り、味、コクが完璧なまでにバランスの取れた上品な味わい』(ジャマイカコーヒー輸入協議会のサイトより引用)とされる。
このジャマイカコーヒー輸入協議会のサイトによれば、日本の市場に普及したのは第二次世界大戦後のことで、しかもその生産量の大半は日本に輸出されているという。
戦後の団塊の世代の若かりし頃に、コーヒーブームがあってサイフォンが大いに流行した時期があったと聞く。その頃の記憶を引き継いでいる人々にとっては「ブルーマウンテン」という名前はよほど良い響きだったのだろう。
昨今、珈琲の世界には新しい波が流れ出し、斬新なスタイルの珈琲屋さんが続々と登場している。またシアトル系のカフェも街の中をにぎやかにしている。
これらの新しいスタイルの珈琲の世界では、もはや「ブルーマウンテン」の価値は見直されつつあるのではなかろうか。
『ブルーマウンテン』は、もはや『ブルマン神話』となりつつあるような気がする。
名古屋の喫茶店には「アメリカン」というメニューがある。
そもそも「アメリカン」とは、もちろん日本語で本来は「アメリカ人が好むような薄い珈琲」というような意味なのだろう。一般には「アメリカン・ロースト」という表現をして、焙煎度の低い珈琲豆を使った薄味の珈琲を指すようだ。
ところが何故か名古屋の喫茶店では、普通に抽出した珈琲をお湯で薄めたものを「アメリカン」だと信じられていて、しかも普通の珈琲より値段が高かったりする。客のほうも、営業職などで一日に何杯も珈琲を飲む場合などは、
「二杯目だからアメリカン」
というように注文することが、なかば常識とされている。
はたして一日に何杯も珈琲を飲むと健康上よくないかどうかという問題は、この際の話題にはしないが、珈琲をお湯で薄めたものを「アメリカン」と呼ぶことだけはどう考えてもぼくには許しがたい。
良心的なご店主の経営する喫茶店なら、せめて二~三種類の焙煎度のブレンドコーヒーを準備して、客の好みにあわせた焙煎度の珈琲を提供してもらいたい。それぞれの焙煎度の珈琲を「濃いめに」とか「薄めに」とか指定できれば、さらに親切だろう。
ぼくの個人的な好みを言えば、あまり焙煎度の低いものは好まない。が、名古屋の喫茶店では一般的に焙煎度が高めの場合が多いので普段はあまり深煎りの珈琲は避ける場合が多い。
いずれにせよ「アメリカン」と名のついた珈琲を飲んだ記憶はない。
ひょっとしたらぼくは「反米主義」だろうか
世の中の「ブログ」の構造を解析しようと思ってウエブ上をさまよっていたら、面白いブログを発見した。
その名も「モノクロ珈琲」という。まだ読破したわけではないので詳しくはお知らせできないが、このブログの作者は相当な博覧強記の強者だと思われる。彼はどうも「オールドビーンズ派」のようだが、その取材には念が入っている。
もしも時間に余裕をお持ちの方がおられたら、彼の意見にも耳を傾けられてはいかがかと思う。そういうぼくも明日あたりには時間を作って彼のブログのアーカイブをじっくり読んでみたいと思う。
ただ、珈琲の世界にもあまり没入すると際限がないので、ぼくはまだ、自分で焙煎までは試みるつもりはない。




