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コピーライトひこぼし

2006年1月アーカイブ

【106号】焙煎

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 ぼくらが知っている珈琲豆は褐色や黒褐色をしているが、これは採取・精製された生の珈琲豆を「焙煎」したあとの姿だ。ぼくらが飲む珈琲は、はるか南の国で生産されているが、はるばる海を越えて輸送され、その後「焙煎」という過程を経て消費者の手許に届く。また多くの場合には、その上「粉砕」されて流通している。この状態になった珈琲豆はじつは著(いちじる)しく保存性に欠ける。
 これに比較すると、日本茶の場合には(ぼくは詳しいことを知らないが)生産されたお茶の葉は揉んで加熱され、乾燥されて安定した「茶葉」の状態で流通するから、保存性がはるかに高い。また紅茶などの発酵茶の場合にも、発酵の過程が加わるが最終的には乾燥した「茶葉」の状態で流通してぼくらの手許に届く。
 その点、焙煎された珈琲豆は多孔質の不安定な状態であり、また二酸化炭素を放出して劣化する。だから良心的な珈琲豆屋さんの説明では、最悪でも珈琲豆は豆の状態で一ヶ月、挽いたら一週間で消費しなくては『美味しい珈琲』は飲めないという。

 ぼくが知る限りでは、焙煎された珈琲の場合には(粉砕後でも)焙煎後一年間の「賞味期限」の表示が許されているようだが、どう考えてもこの期間は非常識だ。

 ぼくらはあまり普段はそんなことを考えないけれど、じつは日本では「お茶」が栽培されていて、誰でもほんのこどもの頃から日常的に「嗜好飲料」として「お茶」を飲む習慣に馴染んでいる。そんなことは当たり前のことのように思うかもしれないが、西洋の国では事情がまったく違う。
 先日も触れたが、西洋ではお茶と珈琲はほとんど同じ時代に伝来していて、そのどちらも自国では栽培ができないから現在でも輸入に頼る。
 それに対して日本を含む東アジアの国では古くから「お茶」を栽培している。
 だからぼくらにとって「珈琲」は、いわば非日常的な「嗜好飲料」の分野になる。また紅茶も珈琲と同様に日常的とまではいえない。
 ただし、紅茶はお茶の一種だから違和感は少ないし、その「淹れかた」にも特殊な技術を必要としないから、馴染みやすい。

 ともかくお茶と珈琲の最大の違いは、家庭に届く状態での「お茶の葉」と「珈琲豆」との保存性の差だろう。その点で「インスタントコーヒー」の発明は画期的だろう。

ほんのインスタントですが…

01_14ho-card_1.jpg 今年も、ある珈琲屋さんからすてきな年賀状をいただいた。


 この珈琲屋さんに滅多にお邪魔できないのに、ご店主の気配りが届く。


 「ありがとう♪」

今年もよろしく~

 みなさまあけましておめでとうございます♪
 みなさまの熱い応援のおかげで、ひこぼしもなんとか無事に新年を迎えることが出来ました。ついてはこの場をお借りして「御礼」申し上げます。

 そこで、お正月といえばどうしても「御神酒」が恋しいので、今回は「御神酒」について触れる。「御神酒」とは神様が飲む酒のことで、仏様が飲む場合には「般若湯」と呼ぶ。が、神様も仏様も実際は酒を飲まないから、実際に呑むのはヒトのほうと決まっている。
 その酒も「嗜好飲料」であり、その歴史は「お茶」や「珈琲」よりはるかに長い。ある地域では、サルでさえ酒を作って飲む習性を持つとも聞く。たぶんヒトが地球上に誕生した時に、ある種の植物を放置すると発酵して気分を高揚させる効果をもつ飲料となることを知ったはずだ。
 酒と比較した場合、ヒトがお茶や珈琲を飲むことを発見したのは、ごく最近のことだ。

 ここから先は愚生の揣摩憶測なのだが、お茶や珈琲と出合う以前の人類は「嗜好飲料」として酒ばかり飲んでいたのではなかろうか。酒のアルコールは強い向精神作用をもつ代わりに強い常習性ももつ。それに対してお茶や珈琲は緩やかな向精神作用を持つが強い常習性を伴わない。
 当時の人類にとっては、この珈琲という「飲み物」は歴史的な大発見だったのに間違いない。
ぼくもお正月は呑みすぎた!

◆ひこぼしは、今年も珈琲屋さんを探して走り回るつもりでいるが、まだその足取りは非常に芳しくない。叱咤激励をお待ちしている。

◆天白区のサントスさんのサイトがリニューアルオープンされた。1月10日までは特別価格らしいから、ご近所の方はどうぞ。

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