【119号】アイスの季節《1》
こんなに暑い真夏の日々が続くのに、なぜか名古屋の気象台はやっと今日になって「梅雨明け」を宣言した。ニュース報道ではみなが声を揃えて喜んでいたが、別段それほどうれしいこともなかろう。単にほんとうに暑い夏の季節が証明されたに過ぎない。
暑い夏になれば多くのひとがアイスコーヒー(名古屋ではレーコーという)を飲むものだと考えてしまうようだけれど、ぼくはなぜかアイスコーヒーをあまり飲まない。というより滅多に飲まない。ぼくはどちらかといえば薫り高いストレートの珈琲を好むからなのかもしれないが、街の珈琲屋さんでアイスといえば深煎りのブレンドしか出てこない場合が多いので困る。また、一杯出しの珈琲を飲ませてくださる珈琲屋さんでもアイスコーヒーに限っては「だし置き」の場合が多い。
冷房の効いた静かな珈琲屋さんで“ぼくのために”抽出してくださる熱い珈琲をゆったり飲む時間は真夏にはちょっとした贅沢だ、と思う。
高速道路の缶コーヒーは冷たいものと相場が決まっていいるけれど、あれは「珈琲」とはまったく別の飲み物だ。
じつはぼくは最近ちょっと体調を崩してしまって病院通いの毎日を過ごしている。だから珈琲屋さんで過ごす至福の時間に恵まれない。毎日病院での点滴治療を終えて午後に自宅に戻り、熱い珈琲を飲むことができると、ちょっとホッとする(駄洒落?)
まだまだ復活の兆しは見えてきていないが、1日でも早く仕事の途中に珈琲屋さんで熱い珈琲での一服ができるようになりたい。





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