【121号】アイスの季節《3》
もうまもなく8月が終わる。が、名古屋の残暑は厳しいから、もうしばらくはアイスの季節が続く。
前回、「水出しアイス」の話題に触れたが、アイスコーヒーはその性質上芳香成分の発散が乏しいので“淹れたて”にこだわる必要がない。主に珈琲の苦みなどを味わうものだから“香り”には欠ける点は否めない。
最近の珈琲豆屋さんでは自家焙煎の「アイスコーヒー」の紙パックが目立つようになった。詳しくは知らないけれど京都かどこかに専門の業者さんがあって、焙煎した豆をそこに送ると紙パックに充填してもらえるらしい。だからどの自家焙煎珈琲豆屋さんでも自店の「オリジナルパック」を販売することができる。
わりあいその販売価格は高めの設定がされているのが一般的で、スーパーなどで販売されている乳飲料会社や大手ロースターの販売する紙パックのアイスコーヒーの価格とは比較にならない。スーパーの安売りでは1リッターでたった¥100のアイスコーヒーもあるから。苦みだけを強調するのならば安価なロブスタ種を多用しても商品となるから、高品質の珈琲豆だけを使用する自家焙煎珈琲店の紙パックには「勝ち目」はなさそうな気さえする。
そもそもぼくの場合には珈琲の香りを味わうことにも関心があるので、アイスコーヒー自体に関心が薄い。





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