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コピーライトひこぼし

2006年9月アーカイブ

 明日10月1日は「コーヒーの日」なのだそうだ。UCCのサイトによれば「社団法人全日本コーヒー協会が昭和58年に10月1日を「コーヒーの日」と設定。」とある。もっともこの日はよくある語呂合わせではなくて、主にブラジルなどでコーヒーの取引に使う年度の最初が10月1日だという事実に基づくらしい。
 とはいえこの「コーヒーの日」はそれほど広く世間に認知されている様子はなく、主に一部の輸入業者や焙煎業者のなかで使われている。そういえばぼくのところにもあるロースターさんからコーヒーの日にちなんだバーゲンセールのDMが届いた。が、喫茶店で珈琲を味わうだけで、焙煎した珈琲豆を定期的に購入しないような一般の人たちにとってはほとんど無縁の存在だろう。

 さて「コーヒーの日」があるなら当然「紅茶の日」もあるだろうと調べてみたら、11月1日は「紅茶の日」だそうだ。また10月31日は「日本茶の日」、八十八夜は「緑茶の日」、2月6日は「抹茶の日」、そしてなぜか11月1日は「玄米茶の日」だという。そのいわれまでは調べる余裕などない。

 これらは代表的な検索エンジンのGoogleで検索して得た結果なので、その元の記述に錯誤があればお許しを願いたい。
 ちなみに「コーヒーの日」は約35,000件ヒットした。それに対して「紅茶の日」は約12,500件だからやや認知度が低いともいえる。「日本茶の日」は約62,000件ヒットしていた。やはり日本でお茶といえば「日本茶」が代表選手なのだろう。
 ところでアルコール類ではどんな様子なのか気になる。まず「日本酒の日」は10月1日だそうで、こちらは約47,000件ヒット、また「地ビールの日」という日も決められていて、これは4月23日。また「本格焼酎の日」という日もあって、11月1日だとされている。なぜか「ウイスキーの日」とか「ブランディーの日」という日は見あたらなかった。余談だが「たばこの日」というのもあって1月13日らしい。
 中でも別格は「ワインの日」でこれは毎月20日とされているそうだ。だからこの日の記事はなんと165,000件あまりもヒットした。それほどワインが日本中で愛飲されているとも感じないが…

 こんなGoogleのヒットカウントはその言葉の認知度の基準としてはあまり重大な価値はない。現に「こどもの日」で検索するとたったの1,030,000件のヒットだ。それにしても「コーヒーの日」とでは二桁は違うけれど…

 荒井由実さんの歌にも喫茶店は登場する。たとえば「まちぶせ」も、

夕暮れの街角 のぞいた喫茶店
微笑み見つめ合う 見覚えある二人

 という歌詞からはじまっている。けれどこの「まちぶせ」の場合の主題は題名のごとく「片思いの切ない想い」で、喫茶店は単にその舞台として存在するだけだ。

09_23misslim3_1a.jpg 「海を見ていた午後」ではレストランが登場するが、たぶん歌詞の流れで「レストラン」としただけで、実際にはこのお店は喫茶店ではないだろうか。

 この「海を見ていた午後」では、そのテーブルの風景とお店から眺めた景色とを通して主人公の心境が歌われている。
 そして、彼女が飲んでいるのは珈琲ではなくてソーダ水だ。昨今「カフェブーム」があるが、若い人たちが好む「カフェ」には珈琲屋さんとはまったく別のカテゴリーに入るお店が多い。この彼女の歌からもそんな景色が見えてくる。

あなたを思い出す この店に来るたび
坂を上って きょうもひとり来てしまった
山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く三浦岬も見える

ソーダ水の中を 貨物船がとおる
小さなアワも恋のように消えていった
あのとき目の前で 思いきり泣けたら
今頃二人 ここで海を見ていたはず
窓にほほをよせて カモメを追いかける
そんなあなたが 今も見える
 テーブルごしに…
《作詞:作曲=荒井由実》

 この歌も切ない失恋の歌で、しかも情景描写がじつに美しい。

 写真はこの曲の入った彼女のセカンドアルバム「ミスリム」(1974年の作品)

 数ある戦後日本の歌謡曲の歴史の中でも、たぶんこの曲より美味しそうな珈琲を唄った曲をぼくは知らない。
 1968年の発売で、歌ったのは「ピンキーとキラーズ」というグループで、男性4人を従えたメインボーカルはピンキーこと今陽子さんだ。この「恋の季節」は大流行して、オリコンヒットチャートで17週トップを飾り、その年のレコード大賞新人賞を受賞した。その後の「ピンキーとキラーズ」はこれといったヒット曲に恵まれずに71年に解散している。また今陽子さんのほうは米国での修行を経ていまも現役でご活躍だ。

忘れられないの あの人が好きよ
青いシャツ着てさ 海を見てたわ
私ははだしで 小さな貝の舟
浮かべて泣いたの わけもないのに
恋は 私の恋は 空を染めて燃えたよ
死ぬまで私を ひとりにしないと
あの人が言った 恋の季節よ

恋は 私の恋は 空を染めて燃えたよ
夜明けのコーヒー ふたりで飲もうと
あの人が言った 恋の季節よ

《作詞=岩谷時子:作曲=いずみたく》

 当時、街中でこの「わすれられないの~」という歌声が聞こえた、という。そういえば、この当時ぼくが住んでいた「大曽根商店街」でもラウドスピーカーからこの曲が流れていた記憶が鮮明だ。

 ただ、この歌のなかで彼女は残念ながら「夜明けのコーヒー」を実際には飲んでいない。あのひとがそう言ったことを思い出して「恋の季節」だったと唄っているに過ぎない。また彼女が後日に述懐されている通り、彼女は当時まだ16歳だったから、その言葉の意味さえ解っていなかったという。

 ちなみにぼくも、こんな美味しい「夜明けのコーヒー」を飲むような“幸運”に恵まれた経験は未だにない。

09_09mignonne-scan1_1.jpg ぼくの好きな大貫妙子さんの3枚目のアルバム「mignonne(ミニヨン)」の中に『突然の贈り物』という曲がある。このアルバムは1978年9月の発売で彼女の初期の傑作だと思う。なかでも『横顔』や『あこがれ』、そしてこの『突然の贈り物』などは素晴らしい。

 この『突然の贈り物』の二番の歌詞を少し引用する。著作権上やや問題があるかもしれないので、今後とも引用は一部にとどめる。

あなたの気まぐれに
つきあった仲でしょ
いつだって嘘だけはいやなの
必ず待ちあわせた
店も名前をかえた
この街へ戻って来たのね...

《作詞:大貫妙子》

 珈琲という言葉も喫茶店という言葉も使っていないが、この店は喫茶店に間違いない。
 6年ぶり春の日に彼から突然の贈り物がとどいた。どうやら大切だった彼がこの街に戻ってきたらしい。
 なにしろもうあれから6年も経つから、ずいぶん街の景色も変わっている。いつも彼と待ちあわせたあの懐かしい喫茶店も、もう彼が見つけることができないでしょう。彼女はそう歌っている。
 珈琲屋(喫茶店)はどのお店でも、いつまでも同じ場所で同じように営業されているとは限らない。はかない恋の唄で旋律も素晴らしい。
 ただ、この歌からは珈琲の香りは届いてこない。彼女に限らず、若いおんなの娘は喫茶店で珈琲を飲まないことが多いらしい、から...

09_02coffeehouse-scan1_1.jpg ここに日焼けした一冊の本がある。たまたま古本屋で見つけたので日焼けしているだけで古い本ではない。奥書によれば1995年5月1日の発行だそうだ。この本にはバッハのコーヒーカンタータが登場するけれど、ぼくは珈琲の歴史について考える気もないし、だいいちコーヒーカンタータという曲を記憶していない。

 日本で珈琲が登場して馴染みのある音楽といえば、「コーヒールンバ」とか「一杯のコーヒーから」とか、もう少し時代を下ればあべ静江さんの歌った「コーヒーショップで」とかガロの「学生街の喫茶店」とかが上げられる。
 いま挙げた曲はその題名に珈琲や珈琲屋が登場するが、それ以外にも日本の流行歌やポップスではその内容に珈琲や珈琲屋さんが登場する楽曲が山ほどある、と思う。

 そこで、これから秋の季節に折を見ては珈琲の登場する、みなに馴染みのある軽音楽について触れたいと思う。
 まずはぼくの部屋のCDの棚から漁ってみたい。

気儘な不定期連載になる予定につき悪しからず~

9月の声

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 9月になったら、やはりこの「MovableType」でのカレンダーのバグが露見。
 とりあえず、今月の記事を試験的に掲載して実験をしてみることにした。やはりその月の記事のない状態で「ブログの再構築」をするとカレンダーの表示ができないことを発見した。
 当面の打開策としては

【1】あたらしい月になっても記事を書くまではブログの再構築をしないか
【2】カレンダーのスクリプトを改良する

 しか方法はなさそう!

難しいね

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