【122号】珈琲のある音楽《序》
ここに日焼けした一冊の本がある。たまたま古本屋で見つけたので日焼けしているだけで古い本ではない。奥書によれば1995年5月1日の発行だそうだ。この本にはバッハのコーヒーカンタータが登場するけれど、ぼくは珈琲の歴史について考える気もないし、だいいちコーヒーカンタータという曲を記憶していない。
日本で珈琲が登場して馴染みのある音楽といえば、「コーヒールンバ」とか「一杯のコーヒーから」とか、もう少し時代を下ればあべ静江さんの歌った「コーヒーショップで」とかガロの「学生街の喫茶店」とかが上げられる。
いま挙げた曲はその題名に珈琲や珈琲屋が登場するが、それ以外にも日本の流行歌やポップスではその内容に珈琲や珈琲屋さんが登場する楽曲が山ほどある、と思う。
そこで、これから秋の季節に折を見ては珈琲の登場する、みなに馴染みのある軽音楽について触れたいと思う。
まずはぼくの部屋のCDの棚から漁ってみたい。





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