【128号】モーニングコーヒー
じつはお恥ずかしい話だけれど、ぼくはASAYANを見たこともないし「モーニング娘。」の存在もずいぶん後になって知った。
つんくやシャ乱Qについても関心がなかったからまったく研究したことがない。さて、この「モーニングコーヒー」はいわずと知れた、その「モーニング娘。」のデビュー曲だ。写真のアルバム「ファーストタイム」(1998年)ではメンバーが8人いるけれど、デビュー当時は5人だったそうで、この「モーニングコーヒー」もその5人による歌唱だ。
ねえ はずかしいわ(ドキドキ)
ねえ うれしいのよ(してる)
あなたの言葉
「モーニングコーヒー飲もうよ 二人で」
《作詞:作曲=つんく》
で始まる、この曲からはあまり珈琲の香りが漂ってこない気がする。以前ここでご紹介した「恋の季節」のようなコーヒーに関する具体的な描写も、この曲には存在しない。
ここからはぼくの揣摩憶測だが、つんくは第二の「おにゃんこ」の結成を目指していて、それは紆余曲折したものの結果として大いなる人気を得た。
ひとりの若い女性のアイドル歌手の場合には個人の人気を長期に維持するのは困難だからと、メンバーの入れ替えが可能なアイドルグループを結成して、メンバーの新陳代謝によりユニットとしての人気を維持しようという作戦はいまのところ成功している。
ただこの作戦には欠点もあって、常に若さと新鮮さ素人臭さを売り物にしているのだから、グループ(ユニット)全体としての成長が困難だ。だから「モー娘。」から「卒業」して独立した個性(タレント)を発揮する数人が本来の歌手としての成功を遂げているようにも感じる。
この「モーニングコーヒー」は音楽としてはかなり凡庸に感じる。





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