2006年10月アーカイブ
じつはお恥ずかしい話だけれど、ぼくはASAYANを見たこともないし「モーニング娘。」の存在もずいぶん後になって知った。
つんくやシャ乱Qについても関心がなかったからまったく研究したことがない。さて、この「モーニングコーヒー」はいわずと知れた、その「モーニング娘。」のデビュー曲だ。写真のアルバム「ファーストタイム」(1998年)ではメンバーが8人いるけれど、デビュー当時は5人だったそうで、この「モーニングコーヒー」もその5人による歌唱だ。
ねえ はずかしいわ(ドキドキ)
ねえ うれしいのよ(してる)
あなたの言葉
「モーニングコーヒー飲もうよ 二人で」
《作詞:作曲=つんく》
で始まる、この曲からはあまり珈琲の香りが漂ってこない気がする。以前ここでご紹介した「恋の季節」のようなコーヒーに関する具体的な描写も、この曲には存在しない。
ここからはぼくの揣摩憶測だが、つんくは第二の「おにゃんこ」の結成を目指していて、それは紆余曲折したものの結果として大いなる人気を得た。
ひとりの若い女性のアイドル歌手の場合には個人の人気を長期に維持するのは困難だからと、メンバーの入れ替えが可能なアイドルグループを結成して、メンバーの新陳代謝によりユニットとしての人気を維持しようという作戦はいまのところ成功している。
ただこの作戦には欠点もあって、常に若さと新鮮さ素人臭さを売り物にしているのだから、グループ(ユニット)全体としての成長が困難だ。だから「モー娘。」から「卒業」して独立した個性(タレント)を発揮する数人が本来の歌手としての成功を遂げているようにも感じる。
この「モーニングコーヒー」は音楽としてはかなり凡庸に感じる。
この有名な歌謡曲は森進一の1974(昭和49)年の作品で、その年にいくつかの歌謡賞を受賞したヒット曲だし、彼の代表曲ともいわれている。
それまで演歌一筋だった森進一がこの曲と出会って新らしい境地を発見した、記念すべき一曲だろう。
君は二杯目だよね コーヒーカップに
角砂糖 ひとつだったね
捨てて来てしまった わずらわしさだけを
くるくるかきまわして
通り過ぎた 夏の匂い
想い出して 懐かしいね
襟裳の春は 何もない春です
《作詞=岡本おさみ:作曲=吉田拓郎:歌唱=森進一》
現在ぼくは珈琲を題材にした日本の音楽(歌謡曲やポップス)を探している。が、なかなか珈琲を美味しそうに飲む風景には出会えない。やっと発見した珈琲や喫茶店は、出逢いや待ち合わせの単なる小道具として使われているだけの場合が多い。
ところがこの「襟裳岬」ではたぶん歌の主人公の彼女は、なんと珍しく珈琲のお代わりをしている。二杯目の珈琲に角砂糖を入れて、それを溶かしている風景で、過去の思い出を断ち切りあたらしい生き方を探す風景を描いているようにも感じる。
歌詞の内容は断片的でこの情景を鮮明に描いていないが、最後の
遠慮はいらないから
暖まってゆきなよ
という部分がとても印象的だ。熱い珈琲で、体も心も暖まっている情景が目に浮かぶ。
ぼくは数ある戦後歌謡曲のなかでも名曲の部類に入れたい、と思う。
◆8月からは不調ながらも一ヶ月に3軒のペースであたらしい珈琲屋さんの訪問ができている。今月もやや控えめながらあと2軒の珈琲屋さんをご紹介できる予定でいる。どんな珈琲屋さんがご紹介できるかはまぁお楽しみにされたし。
◆つい先日に尾張旭市の「グッドラックチャーム」さんの前を前を通る機会があったが、営業を再開された様子はなかった。「煎り家」さんの看板もなかった。また、昭和区の「ふーが」さんのシャッターも閉じたままだし「石橋」さんの看板も消えた。西区の「鯉庵」さんはテナント募集のビラさえ貼られていない空き店舗状態のままだ。
小牧市の「さるぼぼ」さんのあとのお店にはまだお邪魔できていないし、一宮市の移転された「がじゅまる珈琲」さんにもお邪魔する機会に恵まれない。
瀬戸市にも3軒の宿題を抱えたままだし、緑区には2軒、尾張旭市にも数軒、その他諸々
◆訪問不調のすべての原因はぼくの「怠慢」にあるのかもしれないけれど、ぼくとしても「飯の種」を優先せねばならないという個人的な事情もある。
もう今年も年の瀬が迫りつつある。よって、今年の今後の訪問目標は低空飛行であと最低5軒のご紹介を目指すことにした。
そのくらいは珈琲屋さん探しをしないとみなさまから非難囂々だろうし、それ以上珈琲屋さん探しに没頭していてはぼくもオマンマが喰えない。みなさま、そのあたりの事情を勘案して寛大なご配慮をお願いいたしますm(_._)m
やっぱり珈琲よりはオマンマのほうが優先なんで
ぼくは、このアルバムの発売された時期に自分の乗るブーブにCDのプレーヤを積んだので彼女の作品も過去に溯って中古のCDを探して歩いていた。そのなかでも97年に発売された「PRIDE」はぼくのお気に入りだった。どうも今井美樹さんは布袋寅泰と組んでから微妙に音楽が変化して、さらに進化したような気がする。
この「AQUA」のなかに「幸せ」という曲が入っている。
最近やっと気づいたの 幸せってもしかしたら
普段は意識しないけど 実は身近にあるのかも
朝日のあたるキッチン ハムエッグとモーニング・コーヒー
厚切りのトーストに マーマレードをのせて
ハミングしながら 頬張るってことは
なんて幸せなことなんだろう?
《作詞:作曲:編曲=布袋寅泰 歌唱:今井美樹》
どうです。美味しそうでしょ。
この「幸せ」という曲も布袋寅泰の作詞とクレジットされいているが、実際には彼女自身の感じた「幸せ」を唄っているようにも思える。
愛し合う二人が明るいキッチンルームで朝食を食べるひとときなら、もしもコーヒーがなくてもマーマレードを切らしていたとしても、たぶん幸せな時間だろう。ぼくは彼女に限らず女優さんや歌手の個人的な事情には詳しくないので、このお二人の結婚に至るいきさつは知らない。
ちなみにずいぶん以前に彼女は89年に「MOCHA-under a full moon-」というアルバムを出しているが、このなかではコーヒーは登場していない。




