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【134号】Tea For Two

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Oh, honey, picture you upon my knee
with tea for two and two for tea
Just me for you, and you for me alone
Nobody near us to see us or hear us
No friend or relations on weekend vacations
We won't have it known, dear
That we own a telephone, dear 

 日本ではドリスデイの歌唱で有名なこの1920年代のスタンダードナンバーのなかでは「お茶(tea)」を唄っているが、なにしろ米国のいわば“はやり歌”だから、歌の中の飲み物を「紅茶」と決める必要はなさそうな気がする。現に、日本では「珈琲屋」のことを一般に「喫茶店」と呼ぶ。
 teaとtwoというよく似た語韻のことばで遊んでいるだけで、実際にはこの愛し合う二人が飲んでいる飲み物が実際は珈琲でもいっこうにかまわない。
 ぼくは米国に行った経験もないし、親しい米国人もいないから米国での珈琲と紅茶の関係に関してはまったく無知だが、伝聞によれば米国人は朝から晩まで決して美味しくない珈琲を日常的に飲む人種らしい。また、彼らは街で飲む珈琲にも1ドル以上の価値を見いださないともいう。
 だから、そのなかであえて「お茶」を飲むことが格別なのかもしれないが、おそらくこの歌の中のteaは単なる「言葉遊び」のたぐいのような気がする。愛する彼女を膝の上にのせて飲めば、たとえインスタントコーヒーでも、缶コーヒーでも不味かろうはずがない。
 仮に、ぼくがそんな境遇に巡り会えたとしたら、水道水でも「蜜の味」がするだろう。

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