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【142号】自家焙煎珈琲《序》

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 じつはぼくは、以前から珈琲豆屋さんや喫茶店で掲げている「自家焙煎珈琲」という看板に素朴な疑問を持っていて、その件に関しては「旧・週刊近所の珈琲屋」の記事の中でも触れている。先の記述をしたのはもう数年前だから、今回あらためて「自家焙煎珈琲」について考えてみたい、と思う。

 言葉だけから、直感的に定義すると「自家焙煎珈琲」とはどこかで焙煎した珈琲豆を仕入れたのではなく、そのお店で「焙煎」をしているという意味になる。だから喫茶店営業をされている場合には、そのお店に焙煎機を備えていて新鮮な珈琲豆を使用した珈琲を提供することが原則だ。
 また珈琲豆屋(挽き売り店舗)さんでも、焙煎業者から仕入れた珈琲豆を単に販売するのではなく、その豆屋さん自体が焙煎装置を備えていて、そのお店が独自で仕入れた生豆を焙煎し、またブレンドしてぼくらのような最終消費者に小売り販売する、という意味になる。

 ところが、以上の定義はあくまで原則でしかなくて、実際にはさまざまな例外が存在する。この「自家焙煎珈琲」という話題は尽きないほど長くなる恐れがあるので、次回からまず喫茶店営業をされている営業形態の場合から考えることにする。
 じつは、最近ぼくは「失業者」を満喫しているのでこういうクダらないことを考える時間はたっぷりある。
 ところが新しい音源を入手する銭がない。

 だから一連の「珈琲のある音楽」の連載はしばらく中断を余儀なくされているので悪しからず。

過大な期待をされぬよう~

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