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コピーライトひこぼし

2007年4月アーカイブ

◆ヌーベルバーグ◆

 1990年代の後半から、日本にも新しい流れの「珈琲屋さん」が登場した。珈琲だけ、あるいは珈琲と紅茶に特化したメニューを掲げて、落ち着いた雰囲気の中で静かに時を過ごすことのできるような空間を提供するいわば新しい波が誕生した。
 ぼくは、こういう珈琲屋さんを仏国の映画の歴史に例えて「ヌーベルバーグ“la Nouvelle vague”」と呼ぶにふさわしいと考えている。珈琲を飲む時間を「おいしい珈琲」にふさわしい雰囲気の中ですごすという発想は従来の「珈琲専門店」には大きく欠けていた。お店の外装はもちろん、落ち着いた内装や壁などの装飾にも工夫を施し、また調度品にも気を配り、おいしい珈琲にふさわしい「器」の選定をする珈琲屋さんが登場した。
 そんな珈琲屋さんではフードメニューを絞り込んでいるのが特徴的で、また営業時間も無駄に長くしない場合が多い。また、ご店主の目の届く範囲の営業時間とお店の広さとを守っていて、来店する客には常に「おいしい珈琲」を提供するという努力を惜しまない姿勢が感じられる。
 そんな珈琲屋さんのなかにはもちろんだが、いわば当然に「自家焙煎」をするお店が多い。前回の記事で記述したとおりで、そんな珈琲屋さんのご店主は「挽きたて」「淹れたて」だけでは満足できないからだろう。お店のどこかに焙煎機を備えていて、常に独自のブレンドのあるいは単品種の「煎りたて」の珈琲を、しかも客の注文ごとに抽出してくださる。だからこういう珈琲屋さんの珈琲なら安心しておいしくいただける。また世の中の一般的な「喫茶店」と珈琲一杯の価格はほとんど変わらない場合が多い。

 なぜぼくがこのあたらしい波の珈琲屋さんを「ヌーベルバーグ」と仏語で表現したかというと、じつは同じ時期に米国では「ニューウェーブ“the new wave”」と呼ぶにふさわしい新しい波が生まれているからだ。この件については次回に愚見をお話しさせていただくつもりでいる。
 ところが、個人的な事情で来週は「休刊」する恐れが多い。

悪しからず~

◆喫茶店と珈琲屋の違い◆

 日本には「喫茶店」の数が多い。厳密な定義をすれば「レストラン」と「喫茶店」と「珈琲屋」は違う範疇の飲食店営業なのだが、世間ではそれらは混在している。ぼくは名古屋で生まれ育ったからよその地方へ行くと「喫茶店」の数が少ない印象をもつが、そんな地方でも実際は「レストラン」の看板を掲げていても食事の時間以外は「喫茶店」として営業している。だから数ある喫茶店の営業の競争は激しい。
 そんななかで、意識的に“おいしいコーヒー”を目指す場合に「珈琲屋」と名乗る場合が多いようだ。
 よそのお店より“おいしいコーヒー”を提供するための鉄則は、よく言われるように「三たて」を守ることが必須だろう。「煎りたて」「挽きたて」「淹れたて」、この三つが「三たて」だとされる。この三つのうち、後者のふたつはそのお店の意欲だけで実現するが、「煎りたて」は珈琲豆の供給を焙煎業者に委ねていてはなかなか実現しない。ただ、絶対に不可能だとはいえないが…
 そこで、喫茶店に焙煎機を備えて稼働させ、「煎りたて」を実現しようとする意欲的な喫茶店の経営者が生み出した手法が「自家焙煎珈琲」だと思う。

 1960年代に「珈琲専門店ブーム」があった。そのころにたくさんの「珈琲専門店」と名乗る自家焙煎の喫茶店が誕生したらしい。が、ぼくはまだ生まれていなかったから詳しいことは知らないウソだよん♪
 また、いわゆる1990年代のバブル以降には日本にも「カフェブーム」が起こり、日本独自の「シアトル系カフェ」や「自家焙煎珈琲店」、「ギャラリーカフェ」などが誕生した。90年代後半に米国で発祥した「スペシャルティコーヒー」指向も日本の珈琲屋さんに取り込まれてきた。
 今の日本には、珈琲屋さんの世界にも「新しい波」が成熟しつつある。この話題は次回にでも…

 その他方では、在来型の「珈琲専門店」の衰退も激しい。開店した当初の“おいしい珈琲”への意欲は煩瑣(はんさ)な日常の業務の中で次第に失われてゆき、利益率よりも売り上げを優先しているうちにだんだん「食事」や「デザート」のメニューが増え、そのうち単なる世間並みの「喫茶店」になる。もうその時点でこの喫茶店の主は焙煎機を回す意欲を喪失してしまう場合が多い。
 また、焙煎した珈琲豆を焙煎業者から仕入れるより生豆を買って焙煎した方が原価率がよいからという理由で自家焙煎をしているだけで、「挽きたて」「淹れたて」を忘れてしまう経営者もいらっしゃる。
 そういうぼくも、たまに「自家焙煎珈琲」の看板に惹かれて入った珈琲屋さんで、完全に冷めた珈琲をポットからミルクパンで温め直し、ひどく濁った珈琲を飲む羽目に遭うことがある。そんな喫茶店にかぎって、食事のメニューなどは豊富で、お店も結構賑わっている場合が多い。この喫茶店の主は開業以後さまざまな試行錯誤を繰り返して現在の繁栄を築き揚げたのだ。その経営方針は正しかったのだろう。
 だが、こんなお店はいまやフツーの「喫茶店」であり、「珈琲屋」ではないから、店の前の「自家焙煎珈琲」という看板だけは書き換えてもらいたい、と思う。

 じつはぼくは、以前から珈琲豆屋さんや喫茶店で掲げている「自家焙煎珈琲」という看板に素朴な疑問を持っていて、その件に関しては「旧・週刊近所の珈琲屋」の記事の中でも触れている。先の記述をしたのはもう数年前だから、今回あらためて「自家焙煎珈琲」について考えてみたい、と思う。

 言葉だけから、直感的に定義すると「自家焙煎珈琲」とはどこかで焙煎した珈琲豆を仕入れたのではなく、そのお店で「焙煎」をしているという意味になる。だから喫茶店営業をされている場合には、そのお店に焙煎機を備えていて新鮮な珈琲豆を使用した珈琲を提供することが原則だ。
 また珈琲豆屋(挽き売り店舗)さんでも、焙煎業者から仕入れた珈琲豆を単に販売するのではなく、その豆屋さん自体が焙煎装置を備えていて、そのお店が独自で仕入れた生豆を焙煎し、またブレンドしてぼくらのような最終消費者に小売り販売する、という意味になる。

 ところが、以上の定義はあくまで原則でしかなくて、実際にはさまざまな例外が存在する。この「自家焙煎珈琲」という話題は尽きないほど長くなる恐れがあるので、次回からまず喫茶店営業をされている営業形態の場合から考えることにする。
 じつは、最近ぼくは「失業者」を満喫しているのでこういうクダらないことを考える時間はたっぷりある。
 ところが新しい音源を入手する銭がない。

 だから一連の「珈琲のある音楽」の連載はしばらく中断を余儀なくされているので悪しからず。

過大な期待をされぬよう~

 昨日の晩になって、ついに我が家にもVistaが届いた。といっても、もうVista対応の「いいマシン」は去年の秋にはぼくの部屋に設置してあり、新OSが届くのを待つばかりにしていた。
 先週になって、
「まもなく発送…」

04_07vista-f1_1.jpg というメールが来たので、まずは「一太郎」の家族をまとめて買い換えておいた。ぼくはもう1980年代から「ATOK」を使い慣れているので、「MS-DOS Ver3.1」からしばらくブランクをおいて「WinSE」に買い換えたときにもまずは「ATOK」を使いたくて「一太郎10」を買った。そのときにはいちおう「Word」も試してみたのだが、起動したとたんにイルカさんが出てきたのでビックリしてそれ以降は二度と触れていない。

 昨夜は丸一晩かけてOSだけをインストールしてちょっと寝て、今朝からは設定に励んでいる。
 一日かけて「一太郎」くんの家族を仲間に入れて、こんどは「PhotoshopElements5.0」をインストールしていたらもう日が暮れた。また「CANON」の画像取り込みソフトはそのままVista対応していたのでよかったが、「itunes」は『互換モード』とやらでしか動作しない。そんなことをしていたらこんどはオーディオドライバが対応していないのでこれの最新版をインストール…
 もう、今日は疲れ果てて珈琲屋さんの話題はもう思いつかない。
 まだまだこの新しいOSのチューンアップには恐ろしく手間がかかると思われる。来週末までにはまともに動作するようにして、珈琲屋さんの話題をご披露したいが果たしてど~なることやら…

 前回が「号外」だったのに、また「号外」ではあまりにキマリが悪いので、今夜は【トピックス】としておいた。

それより先に「職」を探さなくちゃね

 今朝このブログを「MT3.34」にやっとアップデートしてみた。別段なにも変わっていないがまずはいちおうご報告を~
 新しい記事(エントリー)を作らないと更新の確認ができないのでこんな無駄な記事を書いただけなので、
まぁ、

「悪しからずm(_ _)m」

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