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【147号】自家焙煎珈琲《5》 準自家焙煎珈琲店

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 じつは珈琲屋さんにとって来店する客においしい珈琲を提供するために「自家焙煎」をすることだけが唯一の方法ではない。
 良質なおいしい珈琲豆をどこかから入手して、焙煎された珈琲豆の鮮度を十分に管理して、かつ丁寧な抽出をすればその珈琲屋さんではおいしい珈琲を提供することができることはいうまでもない。そんな珈琲屋さんも街にはたくさんある。
 また街の中小焙煎業者さんのなかにはそんな努力をされている良心的な経営をされる業者さんも多い。
 そのなかで「自家焙煎珈琲豆屋」さんも、経営を安定するべく店頭や通販以外の販路を求めている。また珈琲屋さんを開業されるオーナーさんも高品質な珈琲豆を探している。だから街の珈琲屋さんの中には街の小さな自家焙煎珈琲豆屋さんから少量ずつ焙煎された珈琲豆を仕入れているお店も少なくない。ちなみにぼくが「近所の珈琲屋」のサイトでご紹介している珈琲屋さんのなかの多くはご自身では焙煎されていないけれど、街の自家焙煎珈琲豆屋さんから高品質な珈琲豆の供給を受けている。
 こんな珈琲屋さんでは「自家焙煎」をされていないが「自家焙煎珈琲」と同等な、充分おいしい珈琲を味わうことができる。ぼくはこれらの珈琲屋さんを『準自家焙煎珈琲店』と呼びたい。なかには珈琲豆の供給元を表示されているお店もあるが、多くの場合はその公表をしていない。それはそのお店にとっては死活に拘わる、いわゆる企業秘密だからだ。
 だからぼくのサイトでも、かりにぼくが知っていてもご紹介している珈琲屋さん毎の珈琲豆の仕入れ先には触れていないし、また不明なお店も多い。
 なかには「自家焙煎珈琲」と謳っていながらそのお店では焙煎技術を持っていないお店もある。この場合には良心に従えば、この表示にはやや疑問を抱くが、それでも一定の水準以上の味の珈琲を提供されていれば、ぼくとしてはあえて非難することは慎んでおく。
 その逆に、そのお店で珈琲を「自家焙煎」をされているのにも拘わらず、おいしいとは感じないような珈琲を平然と客に提供するお店も存在するが、そんなお店はぼくは「近所の珈琲屋」さんの定義には加えていない。
 ぼくの探している「近所の珈琲屋」さんでは、「おいしい珈琲」を適価で提供されて「くつろぎの空間」を提供されてくださればよいのだから…

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