【168号】家庭でも珈琲を《7》
珈琲をいれる
珈琲をいれるとき「淹れる」という字を当てる場合と単純に「入れる」とする場合がある。とは云っても実際に珈琲を淹れるときにはまさか漢字を当てたりはしないから、珈琲の入門書などでの話題だ。 正確な数字を調べてみたわけではないけれど、このふたつの場合には圧倒的に「淹れる」のほうが優性だ。それとは別に「珈琲を点てる」という和風な表現もある。これはサイフォンの雰囲気が漂いまるで昭和の時代の中流家庭の朝食風景を彷彿とさせる。ただ最近ではサイフォンはあまり流行っていないので「珈琲を点てる」というという言葉は失脚しつつあるように思う。
家庭でもっとも簡易な珈琲はインスタントコーヒーだが、この場合には「入れる」という表現をせざるを得ない。単に粉末を熱湯で溶かすだけだから「淹れる」要素はない。
最後にぼくは使ったことがないが「珈琲を沸かす」という言葉を使う人がごくまれにいる。どうも彼らは「西部劇」の見過ぎなのかも。
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