【169号】家庭でも珈琲を《8》
自分の好みの焙煎度を選ぶ
珈琲豆屋さんには、個々の珈琲豆の焙煎度を表示しているお店とそうでないお店がある。焙煎度の表示のない珈琲豆屋さんで珈琲豆を買うときにはその豆の色や艶を見て、自分の好みの焙煎度の豆を探さねばならない。
ぼくの場合には一般にはやや浅煎り傾向の珈琲を選択するようにしているが、マンデリンなど焙煎度の高い方がおいしいと感じる珈琲豆もある。
焙煎度の表示のあるお店で珈琲豆を買う場合にも、その表示だけを信じていては自分に向いた焙煎度の選択はできない。珈琲豆屋さんにはそれぞれ個性があり、全般に焙煎度の高めの焙煎をされるお店もあるし、逆に浅煎り傾向の強いお店もある。また焙煎度の幅を大きく取っているお店もあれば、焙煎度の幅の少ないお店もある。
同じ「中深煎り」の表示の豆でも真っ黒で油が浮いているような豆を並べているお店もあるし、逆に「深煎り」の表示があってもごく普通な焦げ茶色で油の滲んでいないお店もある。
最近ではあらかじめパックしていて豆の表情の判断が不可能な販売方法をとられている珈琲豆屋さんもある。この場合にはもし可能なら「試飲」させてもらうか、不可能なら店員さんに質問してどのくらいの焙煎度なのかを確認する必要があるだろう。
いずれにせよ、同じ産地の同じグレードの珈琲豆でも焙煎度の違いでその味わいは大きく違ってしまうことを承知していて、さまざまな焙煎度の珈琲を試して自分の飲みたい珈琲の焙煎度を見極めておくことが「おいしい珈琲」を味わうための秘訣のひとつかもしれない。
また、日々通い慣れて信頼のできる珈琲豆屋さんを、数軒でいいから探しておくとよいだろう。
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