【181号】喫茶と喫煙..2
「喫茶店」と「珈琲屋」の違いを定義することはとても難しい。また「カフェ」という呼び名になると、もうこの言葉の意味は使う人により千差万別で、言葉の定義の範疇を超えて使われている。
ここで愚生なりの「喫茶店」と「珈琲屋」の使い分けを説明させていただくことにする。
【1】「喫茶店」には必ず飲み物以外にランチなどのフードメニューがあり、その多くでは定食のほかにもスパゲティやピラフ、カレーライスなどが提供されるのに対し、「珈琲屋」ではフードメニューは限定されているか、または全くない場合が多い。
【2】「喫茶店」には新聞・雑誌(とくに漫画や週刊誌)が必須で、外交の営業社員はもとより地元の主婦や老人がヒマをつぶすことができるのに対し「珈琲屋」では新聞は置いてない場合もあり雑誌も週刊誌などでなく、グラフ雑誌やムックが置かれている。一寸した書籍や絵本などもよく見かける。
さて、ここからが今回の主眼なのだが、
【3】「喫茶店」では時間をつぶすことを前提にしているので「禁煙」の店は少ない。最近では禁煙席がある場合が増えたが、おそらく「店内禁煙」を謳っては客はすぐに遠のく。
それに対し「珈琲屋」ではおいしい珈琲を提供することに重きを置いていて、ホット一杯で数時間も粘るような雰囲気ではないし、したがって「店内禁煙」のお店が多い。
また、お店により「禁煙」の言い分はいろいろあるが、
「おいしい珈琲の味と香りを楽しんでいただくため‥‥」という場合が多い。
とはいえ、もちろんそのお店のマスターが喫煙癖のある場合には「禁煙」を謳わない傾向がある。
もう、ここからは余談になる。
いまのところ愚生は、飲食店のなかでもラーメン屋さんでは「禁煙」を掲げたお店に遭遇した経験がない。ただしラーメンが美味しくてカウンターの後ろに席を待つひとがいるような人気のラーメン屋さんでは、仮に灰皿が置いてあっても『食後の一服』はお店をあとにしてから吸うのが常識だろう。
また「お蕎麦屋さん」では「昼の部のみ店内禁煙」というお店をよく見かける。ぼくはこの表示を見ると急に不愉快になる。
「昼の客は食べたらとっとと銭を払って帰れ!夜の客は、まぁ酒でも呑んで料理を食べてゆっくり時間を掛けてうんとたくさん銭を払え!そのかわりたばこぐらいは吸わせてやろう」
と、行間に透明な墨で大きく書かれているような気がする。
そりゃ、天ぷらや刺身をならべて酒を呑めばさぞ美味しかろうが、あいにくぼくは禁酒中だし、それでなくても常に運転手だから酒は呑めない。いくら喫煙が可とされていても、こんな蕎麦屋には夕方以降の時間に決して行きたくはない!
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