【196号】COFFEE TIME BOOK
コーヒータイムブック新書版を一回り大きくしたような縦長の不思議な判型のペーパーバックで、約140ページに珈琲に関する写真がぎっしりと詰め込まれた盛りだくさんな内容だ。
川口葉子、藤原ゆきえ 狩野知代、共著
2006年12月20日 発行
青山出版社 刊
定価 1,680円
いきなり数ページにわたる写真から始まるこの本には、ぼくらが接する珈琲に関して知っていてもよい盛りだくさんな情報を写真を通じて網羅しようという姿勢だ。だから内容の幅は広いけれど奥行きは乏しい。よく云えば「女性向きのコーヒー入門書」だし、ある意味では時間を経過しても錆びない「ムック」とも思える。
ぼくらのような市民は珈琲の経済学や珈琲の栽培術を学ぶために入門書を買う訳ではないから、こうした気軽で美しい本を読みながらおいしいコーヒーを飲もう、という趣向には異論は唱えない。

見事な写真も美しいし、よい出来映えの、なかなかの良書である。
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